Vtuberについて語るエモとヤバ
エモ「俺さ今Vtuberにハマってるんだけど」
ヤバ「ああ、俺も昔ハマってたゼ」
エモ「おう!じゃあお前Vtuberとかに詳しいのか!」
ヤバ「いや、どうだろう。最近のは知らないなあ」
エモ「そうか、じゃあお前に俺の推しの新人Vtuberを教えてやるよ!その前にお前どうしてVtuberに興味を無くしたんだ?」
ヤバ「いやぁ。なんとなく気持ち悪くなってきちゃってさぁ……」
エモ「気持ち悪い?」
ヤバ「そう。なんというか現実を知って幻滅しちゃって限界来た的な」
エモ「なんだそれ?」
ヤバ「まあ……有り体に言えば彼氏いんだろうなぁ……っさ」
エモ「ああ、ネットでそういう情報を見ちゃったのか。そのVの前世の配信とか?」
ヤバ「いや、俺はチキンだからそんな怖いことは調べれない。勇気はない。だから調べたことはなかった。従って前世なんて一切知らない」
エモ「じゃあなんで?」
ヤバ「調べなくても分かっちゃうんだ……あのさ、ASMRってあるじゃない。その……俺が好きだったVtuberが配信でASMRをやってたんだ。そしたらさぁその子が『大好きだよ』って言ったんだ」
エモ「それのどこがダメなんだよ?」
ヤバ「だって……『大好きだよ』なんてセリフ普通恥ずかしくて言えないよ!あんなセリフを恥ずかしげもなく、躊躇もなく、不特定多数の面前で言えるなんて彼氏がいるから言えるセリフに決まってるんだ!彼氏に毎日のように『大好きだよ』と言ってるから……」
エモ「それくらいで決めつけるのはどうかと思うけどねぇ」
ヤバ「それだけじゃない!ゲーム実況もだあ!ゲームで自分が操作してるキャラがダメージ食らったときとかにエッチな声を出すVは……毎日彼氏にエッチな声を聞かせてるから自然に口から出てきているに決まってるんだ!気付かぬうちに彼氏とのエッチの時の口になってるんだ!」
エモ「ものすごくキモいぞお前ぇ」
ヤバ「だから嫌なんだよ……Vって!」
エモ「Vtuberにそんなにトラウマを背負って生きてる奴を生まれて初めて見たよ。そうか、辛かったんだな」
ヤバ「あと、中身と外見のギャップが激しい!見た目完全にロリなのに昔ニートだったとか言ってんじゃねぇよ!!大人か!」
エモ「そこもVの面白いところだろう」
ヤバ「サムネでロリキャラだと思って配信見た時に昔のニート時代の事とか語ってたんだぜ?俺はロリキャラを期待して配信を見ようとしたのに!騙されたよ!」
エモ「ロリババアキャラだったんだよ」
ヤバ「そしてその子が今までの配信でファンから貰ったスパチャの合計額が三億円突破した時に話題になったことがあったんだ。その子は配信で『あまりお金の話はしたくないんだけど』と言いながらこう言ったよ。『ない』って」
エモ「は?」
ヤバ「その子は『あまり詳しく言えないけど、私たちで日本に貢献してるよね。』と言ったんだ。つまり税金で取られてそんなに金は無いってことだよ。むしろ将来のために節約しなくてちゃいけないくらいだってさ。まあ、それでもかなりの金を貰ってるはずだが。俺は嫌な現実を見せられた気分だった」
エモ「いろんなパターンでトラウマを生み出すな!」
ヤバ「なんというか、あまり推しとか作らずに浅く広く多くのVを楽しむ方が良いような気がするんだよね。思い入れがあると後々後悔する気がするんだ。現実を知った時のショックがでかい。どうせ裏では他のVの悪口を言いまくってるんだから」
エモ「Vの世界はVサインのようにはいかないってことかぁ」